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ピラミッドとは何か |
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![]() カフラー王の後ろの高台から撮った、左からクフ王・カフラー王・メンカウラー王のピラミッド。 |
ギザのピラミッド [地図] 成田からエジプト航空で14時間。ようやくカイロについた。ホテルで休んですぐギザへ。 |
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![]() ギザの第一ピラミッド。クフ王が作ったといわれる。ピラミッドの下では観光客がうごめいている。 |
しかもこの幾何学的な美しい造形。4500年前の古代エジプト人が造ったという事実の前に、偉大な先人を畏敬し、感動せずにはおれない。それにしても、このような建造物を造りだした情熱はどこからきているのか。 写真はクフ王のピラミッドをキザ市街地区からみたもの。人は人知を越えたものを前にして恐れを感じるものだが、威圧感はない。逆光になっていたのでいっそう神々しい。 ギザ第一のクフ王(古王国時代)ピラミッドは、四角垂の均整のとれた真正ピラミッドといわれるかたちをしている。底辺の一辺は232m、高さは146m、傾斜角度51度50分35秒、BC2550年頃に建造されたとみられている。頂上部分は崩れてしまい建設当初より9mくらい低くなっていて実際には137mの高さだという。頂上には鉄骨の塔が立ててありそれが当初の高さをあらわしている。研磨された外装用の石はすでに失われており、地の研磨されていない石灰岩がむき出しに積まれている。外装の石があれば白亜に輝いていることだろう。(「吉村作治の文明探検1超古代ピラミッドとスフィンクス」平凡社より) |
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![]() 人がピラミッドの中に入ろうとしているが、そこは盗掘の跡。正規の入り口は上の穴だそうだ。ピラミッドの中は残念ながら撮影禁止。 |
ピラミッドといういう名前は、現地ガイトさんの話しでは、BC300年頃ギリシャ人がつけたもので、当時ギリシャで作られていたパンの形に似ていることからそのパンの名前をとってピラミッドとつけられたという。それ以前は「メル」といわれていて、「上に登る」という意味だそうだ。 |
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重機のなかった時代においては大変な重労働であったことは想像に難くない。石はソリに載せられて移動したが、斜路は日乾しレンガや石で作られ、その上に石膏をまいたりして滑りやすくしただろう。木のコロを使う方法は、重い石を運ぶには木の消耗が激しすぎ、当時、貴重だった木材を浪費するような方法は考えにくいとされている。 石は近くの石切り場から切り出された加工のしやすい石灰岩で、内部の玄室などは遠く離れたアスワンから切り出された花崗岩で出来ているという。 ピラミッドに使われている石は平均1立方mで、下の段の高さが1.5m、上段か55cmで、201段の階段状に積み上げられている。石の平均重量は2.5トン、230〜260万個の石が使われ、総重量600〜700万トンと見積もられている。10トン積みトラック70万台分ということになる。 左の写真は筆者。 |
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![]() ピラミッドの下の角はだいぶ崩れてしまった。自然の崩壊か人為的なものなのか。建材として使われたのだろうか。 |
石は近くの石切り場から切り出された加工のしやすい石灰岩で、内部の玄室などは遠く離れたアスワンから切り出された花崗岩で出来ているという。 |
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それにしても、なんのために重い石を積み上げてこんな造形を造ったのだろう。現代人は超高層のハイテク摩天楼は作っても、決してこのような造形物は作らないだろう。いや造れないないだろう。そのピラミッドを造った古代人の意志、情熱はどこからくるのだろう。 古代エジプトの神は太陽神ラーだった。神のもつ絶対性や超越性、世界の創造主や生命の根源、ファラオたちは神と一体なり、自分も神になりたいという根源的な欲求を持っていただろう。ファラオたちは自らが神であることを証明するためにピラミッドを造ったのだろうか、証明することによって神になったのだろうか。それとも死後の西方浄土を本気で願ったのだろうか。それにしても、建造技術は意志や情熱があればついてくるものだろうか。この超越性と絶対性、闇の中の意志と情熱、そこにある種の狂気を感じざるを得ない。古代エジプト人の狂気。だが、それを言うなら高度情報社会とやらに生きる現代人の病理や狂気もありそうだ。 |
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![]() メンカウラー王のギザ第三のピラミッド。側で見ると小さく感じられない。横に3つの衛星ピラミットをもつ。 |
なぜピラミッドは造られたか 最初にピラミッドの記録を残したBC5世紀の古代ギリシャの歴史家ヘロドトスの「歴史」によると、ピラミッドは奴隷社会によって墓として造られたもので、ファラオを中心とした階級社会の中で人々は抑圧されていたというのが、後の歴史家の解釈であった。 |
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![]() クフ王のピラミッドの横にある博物館。出土した船の実物大模型が展示されている。出土したときには、折りたたまれていたという。 |
(2)子供を身ごもった女性の遺骨も出てきたため、1000体あまりの遺骨の男女比率を調べると男女半々であることが分かった。奴隷であったら男性だけが連れて来られたはずであるのに、男女が家庭を営んでいたことの分かる遺物も出てきた。 ピラミッドパワー? ピラミッドパワーということがあるという。フランス人のボビーが、ピラミッドの内部に入った時に、内部の湿度が高いのにそこにあったねずみの死骸が腐っていないのをみて、ピラミッドには特別なパワーがあるのではと言い出した。その報告をみたチェコスロバキア(当時)のカレン・ドバルはピラミッドの模型を造っていろいろな実験をした。カミソリの刃をいれてみると50回以上使えたという。彼はこの模型で特許をとり、「ピラミッドの型の中に宇宙光線や未知のエネルギーが集まってきて、物理的、鉱物学的に物質にパワーをもたらす」といっている。 だがこれらは、感覚的なものばかりで科学的にはまったく根拠をもっていないそうだ。 ピラミッドの形が問題なのではなく、石灰岩という石材と600万トンという重量が問題なのだということ。一時期にはやったピラミッドパワーなるものは、あっという間に過ぎ去ってしまった。
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![]() ダハシュールにある赤のピラミッド。スネフェル王のピラミッドで、屈折ピラミッドを造ってからこのピラミッドを造ったという。[地図] |
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ダハシュールにある屈折ピラミッド。なぜ屈折したかは不明。[地図] |
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![]() サッカラにあるジェセル王の階段ピラミッドと付随する建造物。神殿のような宗教的な建造物のようだ。 |
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階段ピラミッドを横の土台から撮ったもの。右下の影は筆者。右上の小さな点は観光客。階段ピラミッドは小さく見えるが近寄るとさすがに大きい。 |
階段ピラミッドに自分の影を写したくて1枚撮った。右下の影は筆者。 |
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![]() 赤のピラミットの入り口とそこから見た風景。 |
赤のピラミットの入り口とそこから見た風景。砂漠性気候のさっぱりした風が気持ちよい。ピラミッドの内部に入ることができるが、かなりきつい。以前は軍事施設があって立ち入り禁止だったという。 |
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黒のピラミッド。ピラミッドの中心の石材が残り、周りの日干しレンガが崩れてしまった。 |
左の写真は黒のピラミッド。黒の強い石材で出来ていてそれが露出しているためにそう呼ばれる。日乾しレンガでできていたが、それが崩れて内部の石がむき出しになっている。 下の写真はギザのピラミッドの近くのお土産屋。ずらっと並んでいで、面白そうな興味深そうなお土産がたくさんならんでいた。筆者もついついまた石の置物を買ってしまった。 |
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![]() メンフィスで展示されている巨大なラムセスU世像。 |
ギザのすぐ側をメンフィスの方から流れている川はナイルの支流というには悲しいドブ川、ゴミ捨て場になっていた。世界の観光地としては残念。 メンフィスで展示されている巨大なラムセスU世像。右足がないがすばらしいできばえ。 |
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ラムセスU世以降の女王が、ラムセスU世をしのんで造ったといわれる。そのためかラムセスU世の顔が異常に美しい出来栄えになっている。このような美しい像が砂の中から発掘される古都メンフィスには、残念ながら面影とても今はない。 3500年の 闇をみよとや ラムセス像 |
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カイロ市内を流れるナイル川。揺れるナイルの川面、人と車の喧騒、船のネオン、生活と都会の匂い、砂漠に沈む夕日、カイロの街のシュルエット、そしてやはり観光都市カイロ。 |
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![]() カイロ市内の高級マンション。エアコンが建物の外に出ている。エアコンの設備が内臓されていないようだ。衛星放送だろうか、どの家庭にもパラボラアンテナが出ている。エジプトではテレビが必需品だそうだ。他に娯楽がないから。あっても価格が高いため庶民にはなかなか享受できないのだという。 ![]() マンションが蜂の巣のイメージに直結する。 人と車が文字通り入り混じった喧騒は、なぜかなつかしいもののような。エジプトには、交差点でも信号機のようなものはない。交差点に入るのが怖い感じがするが、不思議と事故は少ないそうだ。信号機は交通整理の装置として合理的だと思うが、なければないなりに人間はうまく対応していけるもののようだ。信号機はカッタルすぎてエジプト人気質には合わないのかも知れない。 車は多いが自転車はまったく見ない。ガイドさんの話では、熱さで汗をかいて疲れるため、エジプトに自転車は合わないのだそうだ。歩いて汗をかくより自転車のほうがよいと思うのだが、エジプト人は自動車好きのようだ。 |
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街の中からでもピラミッドが顔を出す。 |
![]() ギザの街がピラミッドのすぐ横に広がる。 夕日に映えるピラミッドが旅情を誘う。多くの旅行者はピラミッドの見えるレストランで食事をとる。 |
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